ジャンク屋 剣
2021年の振り返り PART-3
どろ塩ペッパー
通りには飲食店や娯楽施設、巨大イオンモールも存在する、黄金地区。
言わばゴールデンストリート。
橿原は私の住む南大阪らへんからも山を超えてすぐ行けるというのもあり、大好きな街だ。
本日紹介するジャンク屋 剣は、奈良県で数少ない二郎系を展開する橿原近辺のラーメン屋。
もう一店舗系列店でジャンク屋 哲というお店もある。
ここも美味いよ!
実は家から最寄りの二郎系は?と調べた時に、距離で言うとココが1番近くになる。
そんな行きやすい二郎系で今日は一杯、根こそぎ頂く。
初レビューのように書いているが実はかれこれ何度も訪れてる。
今回は剣で一番アツいどろ塩ペッパーを紹介したい。
こちらがどろ塩である。
名の通り、どろっとしたスープが特徴的で、塩味とペッパーが濃厚さを演出。あんかけではないが、麺や野菜との絡みつきが、味をしっかりのどちんこまでこぼさず運んでくれる。ラーメンなのに、まぜそば風を感じてしまう程に。ねっとりとカーニバルする。
美味い。本当に美味い。冗談抜きで美味い。
どろの表現により味付けが気になる所だが濃過ぎる訳でもなく、最後までしっかり味を堪能できるジャンク飯。ジャンク屋特有の鰹節トッピングが良いアクセントとなり、後半の飽きさえも感じさせない。
お得意の早く食べたさ故にメニュー表とか、店内写真を撮り忘れているが、メニューは豊富でトッピングもヤサイはマシで800gと、マシマシは1キロ越えとかなりボリューミーなお店だ。
麺もプラス100円ずつかかるがメガ盛り、ギガ盛り、テラ盛り、とまるで家電量販店かと思いたくなる名前となっており、腹ペコ坊やも大満足の仕様となっている。
どうせ直ぐにまた食べに行くので、その際に詳しくブログを書き換えれたらと思っている。
この時は友人と食べに行ったのだが(勿論、友人もどろ塩)、完食後カウンターから離れる際にケツと椅子との間で糸を引いているのを確認した。
恐らく我○汁も漏れてしまうほど感動したのだろう。
そんなどろ塩、是非一度ご紹介あれ。
どろ塩について知っている情報
こちらは一日20食限定+平日のみとなってます。
私は平日夜19時頃でも問題なく食べれたらのであまり注意しなくても大丈夫?かなとは思います。
またどろ塩はスープが薄くなる為、野菜マシ以降はできないとの事です。この味付けなら何テラバイトでも容量たっぷりでいけると思うので麺に全力を注ぎましょう!
では良い剣を!もはや勇者を!
ラーメン富士丸
2021年の振り返り PART-2
こんにちは。ニンニクです。
ラーメン富士丸に行ってきました
ラーメン富士丸といえば東京に存在する超有名店で、それこそインスパイアを検索すると必ず上位に君臨し、Youtubeでもブログでも、こんな無名の俺がどうこう言うまでもなくレビューが盛り盛り沢山の超人気店。
今は大阪住み、地元も岩手と、中々東京に縁が無い俺にとっては富士丸なんてカリフォルニアディズニーランドばりのテーマパーク。
いつかは食べてたいという夢の場所だった。
調べると毎日が長蛇の列との事で、ゴールデンウィーク中のスプラッシュマウンテンをも彷彿とさせる待ち時間らしく、旅行で行くにはそれなりに余裕のあるスケジュールでないと難しい上、胃を完璧にする為東京飯を断念しなければいけない可能性もあり、行く勇気が出なかった。
だが仕事だと、どうだろう。
11月中旬、東京で仕事があって20時頃に終えた。
そこから宿に向かうと思った時、あったのだ。
ラーメン富士丸 神谷本店が。
一日の疲れを吹っ飛ばす程の超朗報。
まさか、今日、あの、富士丸に、出会えるのか?
夜飯はビールでしっぽりと思い、つい先程おにぎり4個食ったのに行けるのか?
行くしかねーやん(嬉)
この出会いをなんと言おう。
俺の好きなアーティストはケツメイシなのだが、まるで突然路上ライブを始めた感覚なのだろうか。そこで歌う曲はやっぱり『こっちおいで』なのだろうか。
いざ入店!
2時間弱の並び。
舐めていた。やばい、過去1番に待った。
11月のなんの変哲のない平日なのに、2時間は外で待った。
恐ろしき富士丸。これほどの人気店を俺は見た事ない。
だが念願のラーメンに心躍らせ、ウキウキを保ちながら並ぶ。
外に記載していたこの店舗での頼み方を熟々に熟読し、コールまで完璧に頭の中に刻み込んでおく。
事前準備というものだ。
とりあえず並で行くか。
デフォルト400g...中々の大盛。だが漢なら夢の地初訪問で量を減らすなんて愚行は神が許さないだろう。
おにぎり4個食ったのも、2時間も並べば下地となっていい感じだ。イケる。
コールも全マシが...と思ったが食えなそうだったので普通で。(すまん!忘れた!)
トッピングはあの、ブタカスアブラを購入する。
これが食いたかった。これにつけて食べたかったのだ。
そんなこんなでイメトレを繰り返していざ! 入店!!
ラーメン ブタカスアブラ たまご
イカつい!
いつも食べてる二郎系とは一味も二味も違った香りに見た目!パンチ力!
ゆったりブログとか考えて写真撮ろうとか一瞬よぎったけど、無理!我慢できない!
パクリ…
美味ぴー!
見た目とは裏腹に割と薄めで飲みやすいスープ感。だが番長気取りの豚野郎が胃を制圧し始めて、内側からぶっとい注射器で俺の全身を、麻痺させる。最早快感でしかない。
舌だけでなく脳までも唸らせる破壊力抜群のエネルギーラーメンはまるでジェットコースター、即ちアトラクションだ。
写真は撮り忘れたが茶碗一杯に盛られたブタカスアブラは、豚とも麺とも野菜とも相性バッチリで、箸を持つ右手をグングン加速させる。たまごもアブラのモヤモヤ感を解消させる役割を果たし、卵黄が喉で回転ながら進んでいく。
食べやすい。それでもってエネルギーを注入してくれるアブラやニンニクがたっぷり。一口目で2時間並んだ事さえも忘れさせてくれる程の夢の一杯だった。
でもデフォルト400gはやはり大盛だ。終盤で判定にもつれ込みそうな状況となったが、豚の一本締めで3RKO勝ち。
ありがとう富士丸。
また来る丸。
ジャンクガレッジ
2021年の振り返り PART-1
ジャンクガレッジ
11月、埼玉近辺での仕事中に食べた一杯。
緑色のカラーリングを看板に掲げる、類を見ないスタイルの二郎系ジャンクラーメン屋。
仕事移動中に近くで見つけた為、場所などは忘れたが、『久しぶり』の入店。
『久しぶり』
そう、ジャンクガレッジは私にとって思い出のあるラーメン屋なのである。
それは高校か中学の頃に遡る。
家族旅行で東京に訪れた際に、帰りの新幹線まで東京駅の八重洲口近辺で買い物をしていた。
そこに東京ラーメンストリートという名店が集まった特設の場所があるのだが、当時ジャンクガレッジもそこに入っていた。
美味しいラーメンでお腹を満たして帰る。
多種多様の飯が食べれる東京駅構内でも、ここまで麺の名店が集結しているのは有り難く、やはり長蛇の列を目にする事も多い。
※以上、ここまでの私の見解は東京に住んでいないので当てになりません。
おそらく店舗は時期により入れ替わりもあるのだろうが、私が訪れた際はジャンクガレッジが存在していた。
※ジャンクガレッジが入っていたのはホント。
先日、二郎系を好きになった経緯を本ブログで書き込んだ。
とはいえ、その二郎ちゅきの気持ちは県内のラーメン屋での話であり、東京…それこそラーメン二郎、多々存在する二郎系インスパイアの店舗なんて知る由もない。
家族旅行で東京に行ってまで、二郎系食べたいと言う気持ちは湧かなかった。
だが帰りの、東京駅の、構内にあるとなればどうだろう。
太鼓の達人が大好きな人が、旅行の道中にゲームセンターをたまたま通りかかったら1曲くらいはプレイするのではなかろうか。
そんな気持ちで親父と共に暖簾をくぐったのである。
ドア一つを境に強烈なガーリックが漂い、駅の中にあるものとは思えなかった。
ラーメンストリート内でも異色の麺屋。
まじで他のラーメン屋より空いていたと感じた。
それはこれから乗る電車、新幹線、或いはバスなどの密閉空間に気を使っていたからなのだろうか。
正直そんくらいしか覚えていない思い出もないのだが、東京にきて二郎系を食べた、と言うことは、田舎者の私に大きなステータスを与えたことは間違いない。
地元の大会で何度優勝しようとも、一度全国のレベルを体験した者は一味違う。
麺界を幅広く知る事でより興味を持ち、より美味しくラーメンを頂けるってモン!
てな訳でかなり久しぶりのジャンクガレッジ。
まぜそばで胃をブっ壊す!!!
忘れた。ただ『まぜそば』なのは覚えている。
緑と赤色の組み合わせも暴力的で大好きだ。
今でも靴は黄色と黒の組み合わせとかを選びがちだが、緑赤とかも捨てがたかったのは心の奥底に一度訪れたジャンクガレッジが潜んでいたからなのかもしれない。
正直、何人かで仕事合間に喰らうだけだったので店内写真などない。トッピングに関しても、量に関しても、文字通り忘れた。
だがうめぇよ。うめぇ。
沁みるぜ。
過去の味とか全く覚えてなくて、懐かしさとかはゼロだけど単純にうめぇぜ。
いいのよ。結局何でも、美味ければ。
もっと濃ければとか、薄ければとか、量増やせばとか、あのトッピングがあればとか、あの味があればとか、後半飽きるとか、何でもいいのよ。
また訪れて、好きなラーメン見つければいいのよ。
ラーメンの中にち○こ一本丸ごと入ってて異物混入してる!とかじゃない限り、また食べに来ればいいのよ。
種類が豊富な分、自分の好みもあるんだから見つけるまで通えばいいのよ。
おわりピ!
2022年の幕開け
新年あけましておめでとうございます。
昨年度は私の人生史上、一番二郎系を食した一年となりました。
一週間に一杯は食べていたと思うから…その数は50杯くらい?
計算してみると少ないですね。また写真でも振り返りながら総数杯出してみます。
では今年の抱負を。
『一麺一会』二郎系各店舗と麺に出会いと感謝を感じながら二郎まみれの年を過ごし、本ブログの質も向上していければなと思います。
では皆様、本年も宜しくお願い致します。
さて、新年一発目ですが早速反省が。
実は昨年書こうと思っていたネタがたんまり残りながら年明けを迎えてしまいました。
新規店舗、東京にある名店、二郎納め…。
新年で過去を振り返るのもどうかと思い、割り切ってここは今年一発目に食した記事で攻めていきます。
2021年の余りネタは、また後に更新していきますね。
地元の味『バードメン』
新年一発目は地元で食した思い出の味『バードメン』での一杯。
丁度前回記事にしたものと同じ店舗です。
実家帰省も重なり、年明けにふさわしいスタートとなりました。
まぜそばジャーマンポテト(並) ニンニク抜き TPマヨしょうが
前回も紹介したずっとハマっているジャーマンポテトで2022年は動きます。
加えてマヨと生姜もトッピング。量より味を堪能する為に並を選択。
昨年を振り返り、ニンニク抜きが本来の味を楽しめるのでは?という結論に至り、コール。
俺も気分、胃、催し、日時、全てを考慮した上での満足のいく注文ができるようになったなぁと思い始めた。
細かいことは気にせず、今日は今年の抱負を胸にいただく。
うううめぇ!
うめぇよ!
そりゃうめぇよ!
ジャガイモの香りが漂い、丼の底に眠るざらざらとした食感(ジャガイモを潰したもの?)を感じ、マヨと生姜がニンニクよりも控えめに存在感を示し、ジャンクさを際立てる。
軟麺で汁と絡み、上に盛られたシャキシャキヤサイとの相性もマッチ。ジャーマンポテトはもはやこれを指すのではと思うほどに。
暴飲暴食による胃の強化により、量は増やしてもよかったと後悔したが、大満足。
10分足らずで完食。ごちそうさまでした!
では終わらず。翌日。
そこにラーメンが、バードメンがあるならば、俺は何度でも行こう。
醤油Ⅱ型(大) 全マシ
Ⅰ型Ⅱ型とはまさにウエポンのような名前だが、これはアブラの量を指す。
Ⅰ<Ⅱとデフォルトの量が決まっている。
大阪へ帰る日に連日にはなるがキメる。
今回は思い出深い懐かしき汁アリで!
スープを飲む。正直、薄いと思った。
だが違う。このラーメンはこの味で完結している。
麺は軟麺で優しい味付け、老若男女食べやすい仕様。二郎系であり、ジャンクを出しつつ、万人に愛される味わい。
卓上にはスープ用のカエシ、ペッパーも常設されており、濃くしたいなら使えと言わんばかりのスタイル。
普段から濃ゆいもの濃ゆいものを、追いかけまわしている俺にとっては物足りなさを感じてしまうが、心温まる優しい味に感服する。
ただ一つ!アブラマシによる別皿アブラ!
これは味付け無しでのアブラそのものになるが、一アブラファンとして感想を言うと何かしら味付けしてくれるとより一層テンションが上がる。
アブラはそのままでも甘くて美味しい。でも別皿出来ているのであればカラメなどを足して、味変やジャンク感を意識してくれると!とは感じた。卓上に返し的なものがあるので、今回はそれをドバっとアブラの中に投入したが、やはりそっちの方がウキウキ感を得られた。
アブラなんてそれこそ濃さを求めている人が中心だとは思うので、何かしらスパイスを加えてもいいのかもしれない。(個人的な舌バカの感想です)
あっという間に完食。
2022年のスタートをバードメンさんで迎えることが出来て文句なし。
皆様も是非一度食べてみて!
今年もヨロシコ!
鳥
食事中に涙した事があるだろうか。
辛すぎて、
喉に詰まって、
不味すぎて、
飯中に訃報を聞いて、
目に汁が飛んで、
ではなく。
料理のその味に感動して、
だ。
遡る事8年前。
私が通っていた高校から自転車で40分ほどの所に『踊ろうサンダーバード』という有名店があった。
言わずもがな二郎系ラーメンを提供してくれるお店である。
前回の記事についても触れたが、私が二郎系というジャンルに興味を持ち始めたのは『豪ーめん』を食べた事がきっかけで、いわばここが2店舗目であった。
ここで俺の人生は大きく変わることとなる。
冒頭でもお話しした通り、私は踊ろうサンダーバード様で初めて、ラーメンを食して涙してしまったのだ。
今でも覚えている。ポン酢味のラーメンだった。
豪ーめんを知り、私は二郎系ユニフォームを着始めた。
だがこの時、やっとその道を歩き始めたといっても過言ではない。
豪ーめんとは違った味。マシのレベルも段違い。万人向けではないだろう味。明日の口臭が気になる程のニンニク、カロリー量も人によっては受け付けないだろう。
それでも、俺は出会いを感じた。
婚活と同じく、運命まで感じた。
だが、申し訳ない。俺の原点の原点である『踊ろうサンダーバード』様には今回の帰省では予定が合わず行けなかった。
それは次の機会でレビューさせて頂きたい。
今回は同系列で数年前に地元にできた『バードメン』と言うお店を紹介する。
こちらも、元味をしっかり引き継いで、それで尚、至高の一杯をお届けしてくれる思い出深い店舗だ。
前置きはこのくらいにして、先月上旬帰省した際、新幹線を降りてものの15分後にはカウンターに座っていた。早すぎだろ…俺…くりこま高原あたりからウキウキを抑えられなくてな…。
この系列は種類がとにかく豊富で、色んな味を楽しめる所にある。かつて涙した『ポンズ』然り、私がこれから食す『ジャーマンポテト』然り。
二郎系と言えども、種類も多く、優しい味付けもあるので老若男女問わず訪れることが出来る。カウンターのみならず、テーブル席も2つあり、家族で食事にも大歓迎だ。
有料にはなるがカスタムトッピングも多く、少年の心を揺さぶる。
まるでデュエルマスターズのデッキ構築に明け暮れた夏の日のような気持ち。
迷うぜ!!
シンプルにラーメンor汁なしにコール&トッピング!のスタイルも好きだが、こうも味付けが豊富だとワクワクが止まらない。
後列の待ちを気にしなくて良いのであれば、優柔不断の俺は10分も15分も悩むだろう。
まずは昨年食べたジャーマンの味に魅了されたので、帰省一発目はソレをガンギメる。
そんなこんなで着麺。
角度を変えて
2枚パシャリ。
毎度写真は必ず撮るのだが、はよ食いたいの衝動が抑えきれずピンボケしてる写真が多々。
ではいただきマンボ!
ヒューゥンンン〜
気のせいだろうか。
一瞬突風が吹いた。
その衝撃で一瞬瞼が閉じる。
瞳に差し込む一筋の光。
目を開けるとそこは一面花畑だった。
風で前髪がかき上げられ、草木花が揺れ、目の前に一つじゃがいもが転がってくる。
ただ呆然と佇む俺の目の前にじゃがいもが。
状況を把握できない俺は、ただじゃがいもを見つめることしかできなかった。
すると直ちにじゃがいもが真っ二つに割れ、中から出てくるワンサイズ小さいじゃがいも。
そこから連鎖する様に小さなじゃがいもがどんどん出てくる。
まるでその光景はマトリョーシカそのものであった。
慌ててじゃがいもを掴んだ私は親指二個分のじゃがいもで止める。
すると何処からともなく声がする。
それも脳みそに直接響く様な、耳を介さない電波的なもの。
なんとなくじゃがいもが語りかけているのではないか、と悟る。
『また会えたね。僕も嬉しいよ。毎日食べて欲しいな!ジャーマンたね!』
美味すぎるやろバードメン!!
だがここで終わらない。
まぜそばポンズ(並) 全マシ フライドオニオン
フライドオニオンがパサパサしてたのが残念だったけど、
流石にこれは『美味娘プリティーダービー』っすわ。
豪ーめん
どうもニンニクです。
唐突だが私の昔話を、私が二郎系を好きになった経緯を、お話しようと思う。
私の活動拠点は基本大阪、たまには奈良と、関西圏が中心。
でも関西弁は喋れません。実は出身も育ちも東北・岩手県なんです。
大学入学と同時に故郷を離れ、大阪で住み始めた形になります。
あれは中学2.3年の頃。
地元にあった『豪ーめん』で食したラーメンが全ての始まりでした。
当時は今ほど二郎系という言葉が染みついてなかったように思える。
というのも、ここ数年でカップラーメン等、コンビニでも二郎系コラボ商品が陳列し、黄色と黒のカラーもジャンク&ニンニクたっぷり料理として世に浸透し始めてきた気がする。最近では調味料としても食べるラー油のような形で瓶詰めで販売している商品も目にするほどに。
そもそも大阪や東京では当時からメジャーなグルメとして確立した存在だったのかもしれないが、岩手県のド田舎に住む私は知る由もなかった。
先述した『豪ーめん』
東北岩手に数店舗構えるジャンクなラーメン屋。
ソコには類を見ない味、ニンニク入れますかの掛け声、マシという言葉。
器からはみ出て盛られる野菜の山、濃厚なアブラ、大きなチャーシュー、ニンニクの香り。
今でこそ、あれは黒木製麺 釈迦力 雄様と同じ二郎風ラーメンではと感じてしまうが、
昔から大食でコッテリ大好きだった私は衝撃を受けた。
看板に書かれた『今日も明日も豪ーめん』の文字通り、何度も通った大好きなお店だった。
醤油豪ーめん(大)
今月頭に帰省した際に、7年ぶりくらいに暖簾をくぐった。
その懐かしい香りに涙が溢れそうになる。
私は4歳の頃から高校まで水泳をしており、ほぼ毎日ハードな練習の日々だった。
故にこのアブラとニンニクが心身の疲れを癒してくれる回復薬であり、明日への活力へと繋げてくれた。
当時食べていたあのラーメンが着麺して、ふと思う。
あぁ。二郎風だな、と。
昔はここ以外にジャンクなお店を見たことが無かったから、豪ーめんis二郎と豪語していたものだが、悲しいことに私自身も変わってしまったのだろう。
(これは私自身が勝手に思っているだけだが)二郎系は味も大事だが、胃袋との格闘技であると勝手に思い込んでいることに問題がある訳だが。
そっと蓮華でスープを啜り、その優しい味に感涙する。
飲みやすい、飲みやすくも後から来るニンニクの強烈なジャブ、右フック。
だがそのパンチは加減を熟知しており、ある程度打ち込んだら一線から退いてくれる。
ヤサイとの相性も抜群でシャキッっとした食感は麺と絡みつつ、飽きさせない。
ジャンクといえども濃すぎない味で、メニューもずらりと豊富。
老若男女問わず食べやすく、ニンニクが多いため躊躇しがちなグルメであるが、とどのつまり活力剤となる豪ーめんを求め、皆集う素敵なラーメン屋。
懐かしい。この味、覚えている。
友人と食べた記憶、水泳に夢中になっていたあの頃、岩手の素晴らしさ、様々な思い出がフラッシュバックして完飲完食を迎える。
私の原点となる豪ーめんを頂けた事は大きなことに違いない。
まだまだ私の二郎系人生は始まったばかりだ。
次回『ニンニク、麺で初の涙』
歴史を刻め 天理街道
どうも、ニンニクです。
溜まっていた仕事を片付け終えたのが8月上旬。
そこから久しぶりにブログ書こうか、と書き始めたのですが、下書きのまま気づけば11月突入。
かれこれ3ヶ月以上更新していない『若きニンニク日誌』。
読者は居なくとも、今年は途切れずブログを続ける!
と心に決めたのに悲しくなる。
ですが、この期間に二郎から離れていた訳ではございません。
むしろめちゃくちゃ食ってました!!!!!
書くべき記事は沢山あって、それこそ新規店舗にも足を運んだりもして…。
今日は怠惰な自分に終止符を打つつもりで一筆入れたいと思っております。
さて今回の記事ですが、本ブログ御用達の歴史を刻め様。
場所は奈良にあります天理街道店のレビューになります。
まずこの店舗、他店と大きく違う店が一つ。
歴史を食べてみたいと思っている諸君へ
一言で言い表すならば
であろうか。
なになに?
学校の宿題とか、仕事の打ち合わせとか、叔母さまの世間話とかで使われるあのファミリーレストランの二郎系?
ファミレス…語弊があったが、言うならばそれくらいに入りやすい二郎系である。
というのもこちら、元が河童ラーメンというラーメン屋であり(多分)、跡地をそのままにして引き継がれております。
つまり、カウンターもあればテーブル席もある。二郎系にしては非常に広い大きな店舗。
尚且つオーダーも券売機ではなく、卓にあるベルで呼び、口頭で伝えるスタイル。
ラーメンの種類は違えど、馴染みのある注文スタイルで、非常に分かりやすい。
二郎系といえば、カウンターで順番に『ニンニク入れますか』の言葉に続いてマシマシコールをするのがメジャーだが、コール(マシマシを伝える事)もテーブルでゆっくり聞いてくれるのだ。
この安心感は食べ歩いている俺でも安心する。
それは初心者であるならば尚更だろう。
他人にコールを聞かれる訳でもない上、気兼ねなくマシについての量も聞ける。
分からないトッピングがあればそれも聞ける。
この易しさは二郎系でありながらも、ファミリーレストランに近しいスタイルであろう。(と、俺が勝手に感じただけだが)
今回私が注文したのはコチラ。
汁なし400g ニンニクアリアブラマシマシカラメマシ別皿 チーズ&生卵
入りやすさ満点のファミレス二郎だが、暴力的なこの見た目。
ルールは基本的に他店舗とは同じであるが(400g以上やヤサイマシマシのお残し厳禁、シェア禁止、食べれるまで帰れません等)、カウンターとは違いテーブル席だと食べる姿を公に晒すことは無い。
勿論ルールは必ず守ってもらいたいのだが、この安心感から挑戦がしやすい事が大きなポイントだ。
万が一1kgに挑戦して満腹になってしまったとする。それが食い切るまでカウンターに取り残されたとしたらどうしよう。回転率が大事なお店で自分ひとりが無理をしたせいで大きなダメージを与えてしまう…。
勿論どこであろうと同じ事を言えるのだが、テーブルという安心感に加え、店員の目から離れた所で食すのは全く違う気がする。
最早その緊張感さえも俺は楽しいと思ってしまってはいるのだが、今日は限界超えようかなって思う日は麺と自分だけの2人の世界に浸らせてほしいと、つくづく思う。
またなかもず店様でもできる事だが、店舗内への持ち込みは自由となっている。
こちらはメニュー表に何でも自由!と書いているのでお酒も含め安心して持ち込める。再びテーブル席のメリットとなるが、トッピングを持ち込むのは許されてたとしてもカウンターで広げるのにはやはり少々の勇気が要るもの。でもテーブルだったら何!ピザでも持ってきちゃおうかしら!その位の自由さを感じられる。
天理街道店様は己の挑戦がしやすく、初心者さんでも気兼ねなく入店可能な上、オリジナルトッピングでカスタムし放題と、美味さも去ることながら足を踏み入れやすい最高のお店だ。
店舗を語ることにアツくなり過ぎて味を伝え忘れていた。
麺の茹で具合はバッチシ、ヤサイもシャキッと、肉もジューシー。
いつもと変わらず至高の一杯を提供してくれる。
ここはコショーの振りかけ具合が尋常じゃなく、一発目のアブラとの組み合わせにオーガズムを感じることは言うまでもない。
あぁ、やっぱ書いてると食いたくなるなァ!