鳥
食事中に涙した事があるだろうか。
辛すぎて、
喉に詰まって、
不味すぎて、
飯中に訃報を聞いて、
目に汁が飛んで、
ではなく。
料理のその味に感動して、
だ。
遡る事8年前。
私が通っていた高校から自転車で40分ほどの所に『踊ろうサンダーバード』という有名店があった。
言わずもがな二郎系ラーメンを提供してくれるお店である。
前回の記事についても触れたが、私が二郎系というジャンルに興味を持ち始めたのは『豪ーめん』を食べた事がきっかけで、いわばここが2店舗目であった。
ここで俺の人生は大きく変わることとなる。
冒頭でもお話しした通り、私は踊ろうサンダーバード様で初めて、ラーメンを食して涙してしまったのだ。
今でも覚えている。ポン酢味のラーメンだった。
豪ーめんを知り、私は二郎系ユニフォームを着始めた。
だがこの時、やっとその道を歩き始めたといっても過言ではない。
豪ーめんとは違った味。マシのレベルも段違い。万人向けではないだろう味。明日の口臭が気になる程のニンニク、カロリー量も人によっては受け付けないだろう。
それでも、俺は出会いを感じた。
婚活と同じく、運命まで感じた。
だが、申し訳ない。俺の原点の原点である『踊ろうサンダーバード』様には今回の帰省では予定が合わず行けなかった。
それは次の機会でレビューさせて頂きたい。
今回は同系列で数年前に地元にできた『バードメン』と言うお店を紹介する。
こちらも、元味をしっかり引き継いで、それで尚、至高の一杯をお届けしてくれる思い出深い店舗だ。
前置きはこのくらいにして、先月上旬帰省した際、新幹線を降りてものの15分後にはカウンターに座っていた。早すぎだろ…俺…くりこま高原あたりからウキウキを抑えられなくてな…。
この系列は種類がとにかく豊富で、色んな味を楽しめる所にある。かつて涙した『ポンズ』然り、私がこれから食す『ジャーマンポテト』然り。


二郎系と言えども、種類も多く、優しい味付けもあるので老若男女問わず訪れることが出来る。カウンターのみならず、テーブル席も2つあり、家族で食事にも大歓迎だ。
有料にはなるがカスタムトッピングも多く、少年の心を揺さぶる。
まるでデュエルマスターズのデッキ構築に明け暮れた夏の日のような気持ち。
迷うぜ!!
シンプルにラーメンor汁なしにコール&トッピング!のスタイルも好きだが、こうも味付けが豊富だとワクワクが止まらない。
後列の待ちを気にしなくて良いのであれば、優柔不断の俺は10分も15分も悩むだろう。
まずは昨年食べたジャーマンの味に魅了されたので、帰省一発目はソレをガンギメる。
そんなこんなで着麺。

角度を変えて

2枚パシャリ。
毎度写真は必ず撮るのだが、はよ食いたいの衝動が抑えきれずピンボケしてる写真が多々。
ではいただきマンボ!
ヒューゥンンン〜
気のせいだろうか。
一瞬突風が吹いた。
その衝撃で一瞬瞼が閉じる。
瞳に差し込む一筋の光。
目を開けるとそこは一面花畑だった。
風で前髪がかき上げられ、草木花が揺れ、目の前に一つじゃがいもが転がってくる。
ただ呆然と佇む俺の目の前にじゃがいもが。
状況を把握できない俺は、ただじゃがいもを見つめることしかできなかった。
すると直ちにじゃがいもが真っ二つに割れ、中から出てくるワンサイズ小さいじゃがいも。
そこから連鎖する様に小さなじゃがいもがどんどん出てくる。
まるでその光景はマトリョーシカそのものであった。
慌ててじゃがいもを掴んだ私は親指二個分のじゃがいもで止める。
すると何処からともなく声がする。
それも脳みそに直接響く様な、耳を介さない電波的なもの。
なんとなくじゃがいもが語りかけているのではないか、と悟る。
『また会えたね。僕も嬉しいよ。毎日食べて欲しいな!ジャーマンたね!』
美味すぎるやろバードメン!!
だがここで終わらない。
まぜそばポンズ(並) 全マシ フライドオニオン

フライドオニオンがパサパサしてたのが残念だったけど、
流石にこれは『美味娘プリティーダービー』っすわ。